12月の10大腐敗・汚職報道

1.    

1. 玩物喪志 玩心喪徳(終わりの始まり)

2. ガバナンスの破綻(企業不祥事)

3.  裁量行政の復活(銀行規制問題)

4.  委員会とは?道路民営化推進委・規制改革会議

5.  雇われの番頭すらいない(武富士事件)

6.   増税時代(自転車税、狭矮住居税その他諸々)

7.  先送りは続く(年金改悪・道路公団民営化のお粗末)

8.  官僚天国は続く(天下り天国の自由奔放)

9.  この国の政治(余りに稚拙な選挙違反)

10. 自己防衛の時代

グッド・ニュース

 今年も腐敗・汚職報道が延々と続く1年だったが、それでも細々ながら、希望の動きがないわけではない。

 社会主義的「タカリ文化」が根強いこの国で、真の改革派困難を極めるが、引き続きこのような細流を見守り、支援に努めよう。

    

1.玩物喪志 玩心喪徳(終わりの始まり):

    「自民党をぶっ潰す」という威勢の良いフレーズで思いがけず政権獲得に至った小泉首相も、もてあそんできたワン・フレーズの冴えも消え失せてきた。 

政局の寸評に秀でていただけのこの政治家は、いよいよ底の浅さを露呈し、抵抗勢力と妥協に次ぐ妥協を重ねている。

重要問題は国際的には覇権国追随、国内的には先送りを専らとし、政治不信はいよいよ募る。

この国の社会システムは緩慢な崩壊に向かっているが、政治もそれを追うように終わりの始まりが見えつつある。

Ø        民生

*         生活安心度が11年連続低下 内閣府調査(毎日:12.09

*         日本の道を誤らせるな(朝日社説:12.10

*         イラク支援へ首相が下した政治決断(日経社説:12.10

*         [自衛隊派遣]「『国民の精神が試されている』」 【国家意思が問われる】(読売社説:12.10

*         自衛隊派遣 あくまで復興支援のために(毎日社説:12.10

*         基本計画決定 国益と威信かけた選択自衛隊は復興任務に自信を(産経社説:12.10

*         首相の説明――これで「国民の精神」とは(朝日社説:12.11

*         [03回顧日本]「『普通の国』へ舵を切り始めた」(読売社説:12.28

*         ブッシュの戦争と小泉改革のはざまで(日経社説:12.29

*         2003年 選択と決断迫られた年 変化の兆しを確かなものに(毎日社説:12.30

*         「架空請求」の相談は11倍、国民生活センター調べ(朝日:12.31

*         憲法前文に国際貢献を明記…自民改正案(読売:12.31

*         この1年 「小泉流改革」急失速の年に(毎日社説:12.31

Ø        問題先送り

*       予算編成方針 なぜ小泉首相は腹くくらぬ(毎日社説:12.06)

*       年度末出張 税金は国民のためにある(産経社説:12.06)

*       先送りを許さぬ公的資金の仕組みを(日経社説:12.09

*       予算編成――このままでは船が沈む(朝日社説:12.21

*       民主「論外の一言」、来年度予算財務省原案に(日経:12.21

*       04年度予算原案 これで小泉首相も借金王だ(毎日社説:12.21

*       16年度予算案 改革の理念が伝わらない(産経社説:12.21

*       小泉再選 変人丸くなって改革に暗雲(毎日社説:12.22

*       規制改革会議、合意は4項目のみ 最終答申を首相に提出(朝日:12.24

*       「メリハリ効いたいい予算案」、小泉首相が自賛(朝日:12.25

*       小泉首相の3大改革――軒並みしぼんでいった(朝日社説:12.25

*       [政府予算案]「地方交付税改革はこれからだ」(読売社説:12.25

*       来年度予算案 大衆迎合の復活を憂える(毎日社説:12.25

*       首相「郵政民営化、年明けから諮問会議で検討を」(日経:12.26

*       諫早湾開門――見送りは官僚の独善だ(朝日社説:12.28

*       電子政府構築で6千人削減可能、省庁反発で公表できず(読売:12.28

*       規制改革会議、後継組織は閣僚主導に 経済界の反発必至(朝日:12.29

*       2003年 選択と決断迫られた年 変化の兆しを確かなものに(毎日

社説:12.30

 

2.ガバナンスの破綻(企業不祥事):

   企業に限らず、ヒト、モノ、カネという資源を一部の人間に集中させるあらゆる組織は腐敗に至るリスクをはらんでいる。

   トップが透明性と説明責任を全うする自信や意欲に欠ければ、組織のあらゆるところで綻びが生じる。

 大企業で頻発している不祥事・事故は、我が国の企業経営が外部からのガバナンス批判に耐えられないほど拙劣なものであることを露呈している。

Ø        コーポレート・ガバナンス

l         車整備士検定、トヨタ系列に問題漏れる 本社課長から(朝日:12.03)

l         これが社会的責任ある企業か(日経社説:12.03)

l         三菱自工クレーム隠し訴訟、1億8千万円で和解(読売:12.03)

l         日本経団連、東証…武富士会長逮捕に動揺隠せず(読売:12.03)

l         [武富士事件]「トップ自ら盗聴に関与とは」(読売社説:12.03)

l         武富士会長逮捕 会社は説明責任を果たせ(毎日社説:12.03)

l         トヨタ社長、国家試験問題漏えいで謝罪(読売:12.04)

l       多摩大が社会人対象に企業危機管理の人材養成講座(読売:12.07)

l         経団連、武富士を活動自粛処分に 奥田会長「除名も」(朝日:12.09

l         武富士:役員に対し損害賠償請求訴訟提起求める オンブズマン(毎日:12.10

l         NTTデータ顧客4312人の情報入ったパソコン紛失(朝日:12.11

l         日経子会社架空取引、暴走の歯止め3度機会逸す(読売:12.11

l         6社に課徴金6800万 検査談合で、大塚製薬など(佐賀:12.11)――ビー・エム・エル(東京)や大塚製薬(同)、三菱化学ビーシーエル(東京)、塩野義製薬(大阪市)、大阪血清微生物研究所(同)、ファルコバイオシステムズ(京都市)

l         鐘淵化学と三菱レイヨンに排除勧告、改質剤でカルテル(日経:12.12)――鐘淵化学工業と三菱レイヨン、呉羽化学も違反認定

l         トヨタ・奥田会長ら報酬自主返納 整備士試験漏洩問題(朝日:12.13

l         整備士試験、昨年度も一部漏洩 トヨタ、副社長ら処分(朝日:12.13

l         簡保の架空契約、新たに3億4千万円分…大阪・京都(読売:12.13

l         武富士、賞与支給で社内放送「オーナーの教え守ろう」(読売:12.14

l         3市町に72億円寄付約束 中国電力、島根原発増設で(佐賀:12.14

l         「前会長指示で組長に1千万円渡す」武富士元部長が証言(朝日:12.16

l         「ノルマ達成求める罵声で苦痛」元支店長が武富士を提訴(朝日:12.16

l         国交省、JR東日本に事業改善命令へ(日経:12.17

l         産業事故、人的要因が76%・経産省調査(日経:12.17

l         中電のサービス残業1万2000人、未払い賃金65億円(日経:12.20

l         京阪バス、北陸道80メートル逆走(日経:12.21

l         障害者雇用率1・48% 大企業改善、全体も上昇(佐賀:12.23

l         化繊2社、勧告応諾せず 樹脂添加剤カルテルで(佐賀:12.23

l         製鉄所高炉で爆発事故、作業員ら4人軽傷…岡山(読売:12.24

l         漁獲高を虚偽申告の疑い、NZのマルハ現地法人を起訴(読売:12.24

l         日新製糖「きび砂糖」にゴム混入 公表せず、苦情相次ぐ(朝日:12.25

l         日本ハム、養豚事業で国内未承認ワクチン使用(朝日:12.25)――「法令の認識不足を反省し、再発防止策を徹底する」としている

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