東京五輪の代表に内定している柔道選手の大野将平さん。
彼は柔道の強豪校と言われている世田谷学園高校を卒業しているそうです。
世田谷学園高校はどんな学校で、大野さんはなぜこの高校に入学したのでしょうか。
また、大野さんの大学や中学校に関しても調べてみました。
大野さんの学歴や経歴について紹介していきましょう。



大野将平は世田谷学園高校出身

大野将平さんは、私立の世田谷学園高校を卒業しています。
1902年に開校された仏教系の学校で、柔道の名門と言われるほどの強豪校です。
最近、東大の合格者が増えたことでも注目されています。
大野さんはスポーツ推薦で進学し、柔道部に所属していました。
高校に通いながら、柔道の私塾・講道学舎で柔道の練習という生活をしていたそうです。
彼が在籍している時は全寮制だったそうで、ほとんど自由時間がなかったといいます。
自由時間がないとのことなので、厳しい高校だったのが分かりますね。
高校2年生のインターハイでは個人戦で優勝しており、その当時から柔道の才能を見せています。
当時の目標は選手の一体感がある団体戦での優勝を目指していたそうですが、高校の時にそれは叶っていません。
高校3年生の頃は東京都大会で2位となりましたが、首の怪我などで思う通りに力が発揮できず、全国大会には出場することができませんでした。
大野さんはこの当時を振り返ってインタビューで「初めての挫折」と話しています。
彼は内股と大外刈が得意で、高校の頃は大外刈の打ち込みを1日に1000回も行っていたそうです。
1日1000回というのは凄いですね。そういった厳しい練習を経て、今があるのでしょう。
大野将平の学歴について

大野将平さんは高校を卒業した後、スポーツ推薦によって柔道の名門と言われる天理大学に進学しています。
大野さんが進路をこの大学に決めたのは、『正しく組んで、正しく投げる』という講道学舎で学んだこととの共通点があったためです。
大学1年生の時はグランドスラム東京に初出場して5位で終わった大野さん。
しかし大学2年生の頃、柔道部の先輩である穴井隆将さんが引退し「この大学の柔道部を終わらせてはならない」「自分が頑張らなければいけない」という意識が出てきたとのこと。
その意識から強さが増したのか、大学3年生でグランドスラムにて優勝し、大学4年生の時に世界選手権で優勝する快挙を成し遂げました。
しかし、大学4年生の頃、柔道部での暴力行為が問題となります。
4年生の部員が1年生の部員たちに暴力をふるって怪我をさせており、その場に主将の大野さんもいたそうです。
それにより、大野さんは強化指定選手の取り消しや停学などの処分が下りました。
彼は柔道を辞めようというほど悩んだようですが、思いとどまり、停学期間は大学内や奈良県内の清掃をしていたといいます。
小中学校はどこ?
大野将平さんは山口市立良城中学校、世田谷区立弦巻中学校出身です。
小学校は地元の山口でしたが、上京して講道学舎に通いながら中学校に通学していました。
中学生の時は同級生8人の中で7番目くらいの強さだったとのことです。
中学2年生の時に近代柔道杯で5位に入っていますが、中学の時はそれ以外に目立った成績を残していません。
それでも、努力を重ねて高校・大学で好成績を残しているのですね。
大野将平の経歴について

大野さんが柔道を始めたきっかけは、2歳年上の兄の影響なのだそうです。
7歳の頃、松美柔道スポーツ少年団に入って柔道を習い始めますが、遊びのような感じで始めたと話していました。
今でこそ最強な大野さんですが、小学生の時は意外にも泣き虫な性格で有名だったとのことですよ。
本格的に柔道家を目指した大野さんは上京して講道学舎に入ります。
講道学舎に入ったのは、兄がこの塾に入っていたからでした。
大野さんは兄の背中を追っていたようですね。
そして大学を卒業し、旭化成所属となりました。
2015年には世界柔道で、個人と団体ともに優勝するという快挙を遂げます。
さらに、2016年のリオデジャネイロ五輪の男子73㎏級で金メダルを獲得しました。
2018年のグランドスラム、2019年の世界選手権、2020年のグランドスラムなどのいろいろな大会で優勝するという好成績を残しています。
特に2019年の世界選手権では、全試合1本勝ちで大会3連覇という強さを見せました。
その圧倒的強さが認められ、大野さんは2021年に開催予定の東京五輪日本代表に内定しました。
リオデジャネイロ五輪に続いて金メダル獲得が期待されています。
東京五輪での活躍にも注目したいですね。
まとめ

大野将平さんの出身高校などの学歴や経歴についてまとめました。
簡単なまとめがこちらです。
- 世田谷学園高校出身
- 講道学舎に通いながら学校に通学
- 天理大学を卒業
- 7歳の頃から柔道を始めた
- 五輪やグランドスラム、世界選手権などで優勝
これからも、大野さんの活躍に期待ですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!


